藤澤和雄調教師
藤澤和雄調教師のすごさの秘密がわかりました。5月15日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ました。
藤澤調教師の独特の調教方法には驚きました。古馬と若馬を併走させますが、双方馬なりで、余力を残して調教するそうです。
強く追わない理由として藤澤調教師は「古馬と若い馬を馬なりで併走させることによって、若馬が古馬につられて走り、自然と力がつく」と言います。強く追わない代わりに、2時間ほど早足で厩舎周辺を歩く運動を毎日させるそうです。
放送で、茂木健一郎先生は、馬の関係性と自発性を利用して馬の力を引き出していると表現していました。強制的に調教するのではなく、自発的に、しかも仲間との関係性の中で馬が成長するのです。
また茂木先生が「個性の活かし方っていうところで心がけているところはありますか?」と尋ねると、藤澤調教師は「どれだけそばにいてやれるかっていうか、…その子をよく知らなきゃ無理ですよね」と答えました。
「この子はこんなところがあったのかっていう性格の子、結構いますからね。そばにいて、いろんなことを試してはじめて気づくことの方が多いですよね」。スタッフが帰宅した夕暮れの射す厩舎で馬に語りかける藤澤調教師の姿が印象的でした。
藤澤先生がいつも笑顔であることも意味があるようです。もちろん、馬が好き、馬と接することが楽しいから笑顔なのでしょうが、茂木先生の日記には「藤澤さんは、いつも笑顔を絶やさない。馬たちに、いつも声をかける。藤澤さんの気分が、馬たちに敏感に悟られて、それが感染するからだと言う」と記されています。
関係性と自発性を利用して、馬の力を引き出す。いつも笑顔で、馬に語りかける。人間の世界における「教えるー教えられる」関係にもつながる指導法だと思います。
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