暫定税率の復活
2008年4月30日、ガソリンにかかる暫定税率が復活しました。これまで、この税金は、地方の道路整備に充てられる「道路特定財源」として活用されてきました。
この税金がないと地方の道路整備ができなくなるため、政府与党は本日、衆議院の3分の2以上の賛成をもって、暫定税率を再可決したわけです。
野党は、道路特定財源の無駄使いや、官僚の天下り先企業への優遇を鋭く批判し、これらの無駄を省けば、道路特定財源がなくても、道路整備は可能であると主張し、暫定税率の撤廃を掲げています。
私は次のように考えます。まず、暫定税=道路特定財源は廃止すべきです。私は田舎出身ですが、帰省するたびに、農村景観が大きく変化するほど新しい道路が作られ続けている現状を知っています。しかも、必要とは思えない道路ばかりです。財源が未来永劫保障されているから無駄な道路が作られるのです。経済のグローバル化が急速に進む中、都市であれ農村であれ、知恵を絞り、公共土木事業に依存する経済構造からいち早く脱却しなければなりません。
財源をひねり出し、無駄な道路建設を進め、官僚の天下り先企業に甘い汁を吸わせることによって成り立っている国の仕組みを、今ここで変えなければならないと考えます。国のカタチをかえる時期なのです。そんなことにお金を使っている暇はないのです。
また、今回の暫定税率の一時的撤廃と復活は、無駄な混乱、無意味ではなかったと私は考えます。政権が変われば、我々の生活が変わるということが、今回この税金の変動によって実感することができたのです。
政府、与党、地方行政が、暫定税率の必要性を説くのであれば、まず、今までどれだけの無駄があったのか自らが明らかにし、今後無駄を最大限に省いても、これだけの財源が必要であると国民にデータを示しながら説得になければならないと考えます。
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